松下電氣器具製作所ナショナル乾電池1931年-

haitop1mac3670

ナショナル乾電池は自転車から始まり
そしてどこでも明るい光を

 私たちの生活のなかで、電池・バッテリーほど無くてはならない存在はない。青春時代、ラジカセ、ウォークマン、カメラそしてポケベルは【乾電池】なしには動かなかった。

 携帯する電化製品はまず乾電池がなくては成り立たない。そんな電池の起源は200年以上前のイタリアでの話し。生物学者ルイージ・ガルバーニLuigi Galvani(1737-1798)が死んだカエルの足にメスを入れると痙攣するのを発見したことにはじまる。

自転車用砲弾型ランプ、そして1931年発売のナショナル乾電池

自転車用砲弾型ランプ、そして1931年発売のナショナル乾電池

 そして、携帯できるエネルギーの開発が進み、1868年にマンガン乾電池がフランス人、ジョルジュ・ルクランシェGeorges Leclanche(1839-1882)によって発明される。日本では明治時代から電池が作られていた。日本の乾電池の原点が、1931年に松下幸之助さんが作った自転車用の乾電池。↑写真。

 子どもの頃から自転車好きな私は、一時期パナソニックレーサーという自転車に乗っていたこともあり、Panasonicといえば自転車なのだが。ラジオや音響機器にナショナルPanasonicとロゴがあったりした。いまでは松下電器産業もPanasonicに社名が変わり、家電メーカーのイメージが強い。しかし創立当初から実は自転車も作っている自転車メーカーでもある。その自転車の部品のひとつであるのが、ライト。そのライトを明るく照らすのがナショナルの乾電池というわけ。

赤のハイトップは発売当時価格単一60円。黒のNEOハイトップは単一150円

赤のハイトップは発売当時価格単一60円。黒のNEOハイトップは単一150円

 マブチモーターを動かすのもマンガン乾電池だった時代、最も優れた商品と評価が高かったのがナショナルの【ハイトップ】1963年発売。その後1969年に発売された「NEOハイトップ」はペーパーラインドタイプと言って樹来のペースト部分をペーパー方式に変えることで、より高性能な乾電池となり進化した。

パナソニック乾電池は究極の選択
その非常時に真価を発揮する

 いまでは乾電池という言葉もあまり使われなくなり、バッテリーが一般的。それでも単一や単三といった乾電池はどこの家庭にもある。世界一長持ちするアルカリ乾電池としてギネス記録をもつPanasonicEVOLTA。そして充電して何度も使えるニッケル水素電池は、ストロボ充電のために重宝している。

 他社製品はカタチは乾電池でも中身がまったく違う。長持ちしない、そうすると仕事でストロボを使用しているとすぐにバッテリー交換をしなくてはいけなくなる。そんなストレスはPanasonicEVOLTAには無い。これこそがすばらしい製品だとおもう。嘘だとおもうなら一度、ネットサイトのロゴ入り電池とPanasonic電池を比べてみればいい。

電池売り場には必ずPanasonicのコーナーがある

電池売り場には必ずPanasonicのコーナーがある

 私は大震災で全壊の我が家で懐中電灯を使い、その時感じた。コンセントからは電気は来ない、だけど乾電池は明るい未来を照らしてくれる。これこそが人がよろこぶ発明なんだなぁと。製品には制作者こころざしが宿る。その基本の考えが、とにかく安くとか、かたちだけ乾電池であればいい、では駄目なのだ。いざという時に、長時間もち、そして性能も優れている、それこそが皆が喜ぶ商品なのだ。そのことを製品を供給する側ももうすこし考えて欲しい。

スポンサーリンク