British Motor Corporation Mini 1959年-


クルマとよべるのはMiniだけ
ミニには変わらないデザインがある

 日本と同じ様な風土・UKで生まれたクルマ、それがMini。ちいさな車体で4名乗り、そして走る。車高も今のクルマと比べると断然低くて、ゴーカートフィーリングと称する人もいるほど。これがクルマで走っているという実感が湧く。

 クルマを運転するというのは、なにもモノを運ぶだけのことではなくて、楽しむ要素があってしかるべき。そしてファッションとしてクルマを楽しむという人もいて当たり前。街角にとけこむクルマ、乗っていない人がみても心地よいクルマ、それがデザインを考えてるというもんだともおもう。このページのミニの写真で日本で撮影したものもある、どれか分かる? それほどどこの国にも似合うクルマ、ミニ。

 いまでは、おおぶりのミニが幅をきかせているので、クラッシックミニとよばれている存在。このクルマのデザインが好きで子どもの頃よく絵に描いていた。車高も低いので子どもでも親しみが持てたのだ。

 このクルマが生まれた背景は、石油危機という。1960年代に石油はいつか枯渇するなんてデマがささやかれ、それはオイル価格を操作するためのものだったが、当時は石油は2000年までにはなくなると真剣に考えられていた。そこで燃費がよいクルマという事で開発されたのがこのクルマ。排気量848㏄で燃費10~15km/Lをたたき出すからいまだに優秀。


最小サイズで最大のスペースを
そんな指令のもとに開発された

 これを実現させるために考えだされたのが、フロントシャフトドライブFF。いまでは当たり前の前輪駆動だが。エンジンの下にトランスミッションを配置、ラバーコーンサスペンション、10インチの小径のホイールと当時斬新な発想で生まれたクルマ。ゆえに似たクルマがない。

「いやぁダイハツミラジーノなんてそっくり」という人がいるけれど、日本の軽自動車の発想もたぶんこのMiniからだろう。いま日本で走っているクルマで、こうした1960年代に創られたクルマを模して走っている人がたくさん居るのを観ると楽しくてしょうがない。スズキ製なのにVWマークをつけて走ってたり。クルマは走るだけでなく、デザインやそのクルマが出来た背景を楽しんでいるのだと言っているようで。
 
 Miniは、そのデザインのまんまでなんと2000年まで製造されていたというから驚き。Miniに乗っていると、よく「壊れるでしょう」なんて言われるが、言ってる人のクルマのパワーウィンドが壊れてたり。その程度を壊れるというのは、機械好きな私なんかは、壊れると言わないのだけれど。自分で治すという楽しさも機械には必要とちゃうんやろかなぁ〜と。

 私の友人に自分が生まれた年にできたMiniに乗っていると自慢しているイラストレーターが居た。驚いた、乗ってるクルマと同い年なのである。「そりゃぁ、ガタもくるわなぁ」と笑ってた。


日本だけでなく世界の街角にマッチする
すてきにフォルムがいいのだぁ

 外観がものを言う、という言葉がある。「このMiniのデザインを好まない女の子なんて有った事がない」と前出のイラストレーターは言う。そしてこのMiniをカスタマイズする人も多い。それがクルマ文化というものなんだろうなぁと。

 ただ石油ショックという、環境負荷のために生まれたクルマがいまでは、追いやられているのが悲しい。フランス・パリでは、20年以上経ったクルマは乗り入れ禁止条例とか言っている。例えば電気自動車は環境に配慮されているのは分かるけれど、それを作るのにどれだけの環境負荷がかかっているのかなんて事は大人の事情というやつで語られることはない。

 電気自動車が走る為の電気は、石油を使った火力発電やフランスだから原発で作ってる電気とちゃううん? その環境負荷は? 日本では電気自動車推進のために税金で補填してくれて安くなったり。その電気はどうやって作られているのか?

 そんなことより、身体に障害が有っても誰でもが運転をして楽しいクルマ。乗ってる人も、それをみてる町の人も誰もが楽しくなる、そうこのミニのような存在感があるクルマが今の時代必要なのではないのか?

 経済とはモノを売り続けなくてはいけない事は理解できるが、古い物を大切にリストアして使いつづけて、モノに愛着を持っている人間は、環境に悪い事をあたかもしているかのような雰囲気はいただけない。いまでも走るMiniを観ながら微笑みながら、クルマを運転することほど楽しいことはない。

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