WURLITZER X2 ジュークボックス 1976年-


ドーナツのカタチだから
ドーナツ盤!?

 ドーナツ盤といわれていた45回転のレコードを次々にかけて演奏してくれるそのマシーンは、とても魅力的にみえた。その音もなかなかのものだった。中学生時代友人の家には、JBLとかかれた大きな家具のようなスピーカーがあり、そこから聴こえた音となんら変わらない気がした。

 その友人宅の横が温泉街であり、温泉旅館のロビーにこのジュークボックスが鎮座していた。レコードのかけかえを頻繁におこなっていたのか、いま流行の洋曲を聴く事ができた。それを中学生が聴いていたのである、いま思えば不思議な光景でもある。

Gの何番といって曲目を選ぶ、するとドーナツ盤が


飲食店、ボーリング場などでは
よくみかたジュークボックス

 ジュークボックスと言うから、アメリカ製だとばかり思っていたが「WURLITZER ジュークボックス」はドイツ製。それで音が良いのかぁ〜と、でも当時はアメリカから入って来た機器だとばかり思っていた。JBL=USA=WURLITZER!

 jukeboxの語源は、1940年ごろからアメリカ合衆国で使われはじめた。西部劇によく出てくるような飲食やギャンブルを楽しむ店を 『juke joint』 と呼んでいたのが語源となってjukeは「無法、騒々しい、悪い」の意味。騒々しい箱がjukebox。日本にはアメリカ進駐軍が導入したらしい。まったくジュークボックスと関係ない話しだが、西部劇といえばGパンを売る専門店がダイエー系列で「joint」という名称だった。

選んだドーナツ盤を機械がつまみ、横のターンテーブルにのっける


ゲームメーカーが
ジュークボックスを輸入していた

 そして、おもしろいのはジュークボックスを輸入していたのはゲームメーカーのタイトー、セガゲームス。日本製のジュークボックスも作られ、SEGAや日本ビクターから発売されていた。ただあまり現存しておらず、ネットで調べてもどんなモノなのすらあまりわからない。ネット上では日本製のジュークボックスは「SEGA 1000は現存が確認されておらず、現存する国産最古のジュークボックスは日本ビクター製のJB-5000となる」とあるが、その日本ビクター製もどんなものか分からない。もしご存知の方があれば、メールでおしえてください、宜しくおねがいいたします。

 WURLITZER X2のジュークボックスは今でも現役で活躍している場所が有る。平家一門が陣をはった一の谷、そこを見渡す景勝地・須磨浦山上遊園の360度のパノラマビューを楽しめる「回転展望閣」にあります。まさにパラダイス!?

ターンテーブル部分、ここにドーナツが置かれて、針がすすむ


●WURLITZER X2
製造年/1976年、製造/ドイツ工場
重量/148kg、寸法/W1010×H1340×D650mm
レコード 80枚収納全160曲が演奏出来るしくみ

 

 初期のiTunesを観た時に、おもわずジュークボックスだと感じたのは私だけではないだろう。レコードやCDのジャケット写真をパラパラとめくるような絵、そして音楽が流れる。そのiTunesもCDメディアのデザインのアイコンから、たんなる♫のアイコンになったころから、かわいくなくなった。

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