Brooks Brothers ボタンダウンシャツ 1900年初頭-


ボタンダウンシャツは
日本だけの名称

 アイビー、トラッドをめざしていた高校生時代。私たちの頃はもうVANはその先をいっていたが、そのボタンダウシャツを発案した「ブルックス・ブラザース」は、まだ日本には上陸していなかった。設立は1818年。アメリカ合衆国ニューヨークの紳士服の老舗・ブルックス・ブラザースの三代目当主ジョン・ブルックスが競馬競技ポロを観戦中に、襟がばたばたするのを押さえるために、ボタンで留めればとおもいたちこのシャツができた。正式名称はUSAでは「ポロ・カラー・シャツ」、なぜか日本では「ボタンダウンシャツ」に。

 正真正銘のメイドインアメリカで、それが日本にやってきておしゃれ好きな男子高校生や大学生にまたたく間に浸透していったのだ。アイビーブーム=ボタンダウンシャツと言っても過言ではない。けれどこのアイビーブームのおこりは、英国のアイビー・リーグで着られているファッションで、アメリカではないのだけれど。ここがなんでもええモノを取り入れる日本人的発想なのである。伝統的な英国ファッションに、革新的なアメリカファッションをプラスして何が悪い??

いまだに男性ファッションでは胸のワンポイントが強い


ボタンダウンシャツ
襟もとのくびれが好き

 団塊の世代に流行したVANというトラッドがあるらしいが、なぜだか当時は『花の応援団』スタイルのひさしのある頭髪の若者に受けていたらしい。私より前世紀の化石の人たちのいきざまなのでどうでもいい事だが。その頃は傘のマークのパーマーとかワンポイントの胸マークがファッションだと勘違いしていた感がある。

 そのあとに、どこかの大学教授がトラッドについて書いた本が雑誌ポパイでありがたがれ、そして僕たち世代もトラッドにめざめた。第一着替えなくていい。イッセイ三宅を着るには根性が多少必要だが、トラッドはワンパターンなのでファッションに興味があまりない男子でも同じもの着てても「あぁファッションセンスある」になってしまう。今のうにくろに似ている。男性のほぼ大多数6割方はそんなに自分の服に興味はない。人に不快感を与えなければいいのだ。
 
 ファッションファンでも意見が分かれる所だが、私はボタンダウンシャツはあの襟もとのくびれが好きなのである。丸いロールが襟元にすきまができて、なんとも好いのだ。しかしである、ぺったんとしたロールのないボタンダウシャツを好む人が居る事も事実。ポロラルフローレンのボタンダウンシャツなどは、こちらの方。まぁそんなこともどうでもえぇんだが。

団塊の世代はVAN、新人類世代はBrooks Brothers


ボタンダウシャツを発案した
ブルックス・ブラザース

 
 いまでは、襟が短めのよりカジュアルぽい印象のぺたんとした襟元もあるが、このへんは好みがたいへん分かれる。またアイビーというのは今の1980年代くらいまでで、若いひとはアメトラという。

 BROOKS BROTHERSのボタンダウンシャツは今ではシルエットがレギュラー、スリム、エクストラスリムの3つから選ぶことができる。そして第一ボタンを外したときのきれいなカーブがいい仕事してますねぇ〜と。でも老舗といっても飽きられる、今ではラルフローレンが主流。

 ボタンダウンシャツは第一ボタンを外してカジュアルに着こなすのが定番だが、ネクタイを合わせるコーディネートも一般的で好印象。そのときはネクタイの結び方はシンプルなプレーンノットがおすすめ。細身のネクタイでやや小さめの結び方のほうが、首もとがすっきりしてかっこよく見える。

 いまはジャケットも流行らないが、ボタンダウンシャツ+ネクタイ+紺ブレ+グレーのフランネルパンツは1980年代のメンズファッションの主流だった。広告代理店やマスコミのおっさんたちは皆この格好だった。よりファッショナブル!? おっさんたちはジャケットの上から、ピンクのカーディガンなんかをかけていた、そう石田純一さんのように(^○^)

 ボタンダウンシャツがあったおかげで、いまでも堅実なおしゃれが保たれているともいえる。まぁ無難なおしゃれとも言われるが、、そんないでたちは、最近は公務員に多い(^○^)ボタンダウンシャツ+ポールスミスのスーツの上着だけをブレザー風に。ちなみに1980年代当時、ブルックス・ブラザースのボタンダウンシャツの価格は9,000円程度だった。

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